フランス組曲(フランスくみきょく)BWV812-817 (Französische Suiten BWV 812-817)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したクラヴィーアのための曲集。この曲集は、バッハがケーテンで過ごした1722年から1723年頃に作曲されたと考えられており、イギリス組曲やパルティータと比べ比較的演奏は容易である。イギリス組曲が短調作品が多く、演奏も技術が求められ、峻厳な曲想であるのと好一対をなしている。第5番 ト長調 BWV816は全曲中最も有名なものであり、この中でも「ガヴォット」は演奏会でもよく取り上げられている。
ピアノ名曲110選(グレードA) [ ドレミ楽譜出版社 ]