



カール・ツェルニー(Carl Czerny)は、1791年にウィーンで生まれ、1857年に同地で亡くなったオーストリアの作曲家、ピアニスト、及びピアノ教師です。
彼は3歳でピアノを始め、7歳で作曲を始めました。10歳の時にベートーヴェンの弟子となり、3年間、彼の指導を受けています。
非常に優れたピアニストでしたが、演奏家よりも作曲家や教師に天職を見出し、その生涯の多くをそれらの活動(作曲、音楽教育、練習曲集や理論書の著作)にささげました。
ツェルニーは非常に多作で、作品番号は861に上ります。その中でも、作品番号139番、849番、299番、740番は日本(および韓国)ではそれぞれ「ツェルニー100番・30番・40番・50番」と呼ばれており、ピアノ教育の場で親しまれています。