『四季』(原題:Les Saisons)作品37a[1]は、ピョートル・チャイコフスキーが作曲した、ロシアの一年の風物を各月ごとに12のピアノ曲で描写した作品集。
ペテルブルクの音楽雑誌「ヌーヴェリスト」(「ゴシップ好き」または「短編小説家」の意味)の企画依頼で1875年から翌年にかけて作曲され、1885年に曲集として出版された。12曲とも三部形式で書かれている。また、各曲ともロシアの詩人が各月の風物を題材にした作品を参考にしているという。作曲当時ロシアでは旧暦を使っていたため、それぞれの月の季節感は現在と多少ずれている。