






フレデリック・ショパン作曲の前奏曲(ぜんそうきょく)Prélude は、ピアノのための作品。24曲の前奏曲から成る曲集と独立曲2曲の、計26曲である。 第15番 変ニ長調、ソステヌート、4分の4拍子。有名な「雨だれの前奏曲」である。24曲中最も演奏時間が長い(5分程度)。「雨だれ」の描写は他調の曲でも行っているが、繋留音が異名同音でこれほどまでに清明(変ニ長調)と暗黒(嬰ハ短調)の対比をさせる結果になっているのは本作だけである。比較的平易に演奏できるが、作曲技術の妙を感じさせ、ショパンの前奏曲の代名詞のようになっている。