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ヘンデル : ラルゴ

Georg Friedrich Handel : Largo

作品概要

ヘンデルのラルゴ」として親しまれるこの曲は、オペラ『セルセ(クセルクセス)』HWV 40 第1幕冒頭のアリア「オンブラ・マイ・フ(Ombra mai fu)」です。1738年ロンドンで初演されました。ヘンデルは当時、劇場内の争いや競合との競争で疲弊し、脳卒中で倒れていました。復帰後に書いた作品の一つがこのオペラでしたが、わずか5回で打ち切りに。しかしこのアリアだけが生き残り、19世紀に再発見されて世界的な名曲となりました。

舞台は古代ペルシャ。王クセルクセス(セルセ)が庭園のプラタナス(スズカケノキ)の木陰を讃えて歌います。「Ombra mai fu di vegetabile, cara ed amabile, soave più」——「こんなにも愛しく、優しく、心地よい木陰はかつてなかった」。南国のけだるさを表現するために書かれたこの旋律が、後に宗教的な気品を持つ器楽曲として演奏されるようになったのは興味深いことです。

原譜の速度記号は実は「ラルゲット」(ラルゴより少し速い)ですが、「ラルゴ」の名で定着しました。原曲はヘ長調・3/4拍子、全52小節。ピアノ編曲では深い和音の響きの中で上声部のメロディを歌わせることが大切です。左手の役割が重要で、ペダルの使い方も響きを左右します。日本では1987年にキャスリーン・バトルの録音が大ヒットし、同年の紅白歌合戦で佐藤しのぶが歌唱したことでも知られています。

楽譜ダウンロードDownload Score (PDF)
難易度 A
ページ数 1 ページ
MIDI midi
ライセンス Public Domain
詳細 この楽譜について(英語)